早朝と午後に川崎大師にお参りに行った。

 ここ最近、気分が滅入ることが続いており、厄除けも兼ねてお参りに行っているのである。

 今の福祉の仕事を続けているにあたって、家族には本当に感謝している。

「給料は安い、勤務時間は長い」と子育てもおろそかになってしまうこともある。

 正直、私も何度転職を考えたこともあるが、帰宅して家族の顔を見て「やりがいがある」と

思い直したことも。

 経済的にも厳しく、特に今年1月までパートだった時は本当に厳しかった。

そのため、休みの日はできる限り子どもと過ごすことにしている。

 午後のお参りはチビと行ったのだが、「パパー、10円だけちょうだい」というので、手に渡すと

お賽銭箱にお金を入れて手を合わせて何かお願いをしている。

「何をお願いしているの」と聞くと、「パパが少しでも早く帰って来れるのと、いいことがあるように

とお願いしたんだ」と。

 これを聞いて、何も答えられないどころか、心から涙が出てきてしまった。

「チビ、パパ頑張るからな」と改めて心に誓ってしまった。